ねじブランクをダイスではさみ、ダイスの移動・回転によって、ねじ山形状をねじブランクに転写する塑性加工方法のことです。切削加工のように素材を削らず、圧縮させるので強度が増し、表面も美しく精密な仕上がりになります。
※ネットシェイプ成形:削らず熱を加えず金属の素材を複雑な最終形状の部品に成形する加工法
被加工面は研削されたダイスによって押しつぶされるので、面粗度が著しく向上します。鏡面仕上げをしたかのような美しさです。
切削加工のように金属組織が切断されません。むしろ、塑性変形によって塑性加工効果が生まれ高い強度を得ることができます。
比較的騒音も少なく、素材を削ることなく加工を行います。体積移動のため廃材も出ません。理想的ネットシェイプ成形を行います。
名友産商が自社品質に自信を持てるのは、職人の技術や、盤石な機械設備だけではありません。その真価は「自主検査機能」にあります。検品はもちろんのこと、自社内であらゆる検査を可能にし、専門スタッフが常に品質管理を行っています。ここを怠らないからこそ、職人の技術向上、多品種小ロットの生産効率も上がり、あらゆる分野・業種に必要な部品開発への挑戦を可能にしているのです。
転造にはあらゆる方法があります
事例
寄せ転造:金型を回転させながら製品に押し当てていく
通し転造:歩みという現象を利用しながら長い製品を歩ませていく
押し込み転造:回転するダイス間に製品を押し当てていく
レシプロ転造:回転する金型を正転逆転させながら製品を押し当てていく
などの工法を取り入れながら製品を作り上げていきます